2002年9月3日(火) 境港公共マリーナー島根県隠岐、島前、美田湾の鶴丸ホテル

今日は隠岐島に向かいます。隠岐は5つの島が集まっていますが、西郷という大きい町がある一番大きな島が島後(どうご)

と言います。その南西に4つの島がかたまっていますが、そこを島前(どうぜん)というそうです。

6:00境港出港 地蔵岬の美保関灯台を過ぎても今日も凪ぎです。またもや機帆走で340度。少しですが後戻りになります。

11時を過ぎても海面のほとんどは風紋すらありません。

こんな海坊主みたいなクラゲが浮かんでいました。山陰では度々見かけます。一番大きかったのは1mちかくはあったでしょう。

12時島前の大口という湾口の南方向からの写真です。

13:30西ノ島の浦郷港の前を右に廻り美田湾の鶴丸ホテルの観光船に横抱き係留。

ここは東京方面からヨットと共に移住された横田さんご夫妻にご紹介いただきました。横田さんご夫妻の記事が

「舵」誌の今年(2002年)の6月号に載っています。

係留してまもなく横田さんご夫妻がフィッシングボートで海光丸まで来られました。若者は甥子さんです。

夜は横田さんのお宅にご招待いただきサザエやパスタの夕食をご馳走になり、イタリアでのヨット航海のお話や

隠岐への移住のお話などを興味深く拝聴しました。

鶴丸ホテルでは桧の船型浴槽のある風呂に無料で入浴させて頂き感謝、感激でした。

本日は機帆走 7.5Hです。

 

9月4日 美田湾

今日は島前の西ノ島の観光をして歩くことにしました。観光バスに乗って250mの断崖絶壁の摩天崖、イカの群れが押し寄せる

イカ寄せの浜など見て廻りました。そうそうこの美田湾には運河があります。観光船など小型の船しか通りません。

島前の3つの島に囲まれた湾内と北側の外海を結んでいる運河です。

バスの中から写した写真です。

午後横田さんの奥さんから電話です。何かと思って横田さん宅に伺うと、何と海光丸のホームポートである横浜の平潟湾に

同じく係留している「ステルス」の宮内さんが来ていらっしゃいました。

宮内さんは移住地候補の一つとしての隠岐を見学されるために来島され、移住の先輩の横田さんの話を

聞きに来られたのだそうです。ここで会えるとは全く奇遇としか言いようがありません。

夕方まで話し込んでお暇しました。

 

9月5日(木) 美田湾ー隠岐島 島後 西郷湾 26マイル

6:30美田湾出港 来た時と同じコースで島の南の外洋に出ました。なぜか今日も正面の風です。

エイ今日も機走だ!11:00には西郷湾に入り、境港の澤先生ご紹介の瀧田さんの先導で小さな船溜まりに係留完了。

但し、近くには民家が1軒あるだけで他には何もありません。中心街までもかなり距離があります。

横抱きボートは瀧田さんのものです。瀧田さんは元鳥取県外洋ヨット協会の会長さんで、今は鳥取と西郷の半々の生活を

されているそうです。瀧田さんのお宅でシャワーをお借りし、車でスーパーまで買い物にご一緒しました。

その後、隠岐水産高校の酒井先生、斎藤先生が海光丸までお見えになり車で天然記念物の八百杉、国分寺

それから暗くなったので丘の上から漁り火を見て廻ってもらいました。お勤めの後にも拘らずご案内して頂き恐縮する

だけしか能の無い若さんです。イカ漁の漁り火は写真でここに載せられないのが残念です。

水産高校の実習船の接岸場所です。実習船が出港中であればヨットを一時係留出来るそうです。

今日は機帆走4.5H

 

9月6日(金) 西郷ー鳥取賀露港 59マイル  賀露は「かろ」と読むそうです。

4:00起床。5:00離岸。未だ暗い中を航海灯を点灯して出港しました。西郷湾の出口あたりまで来ると薄明るく

なってきましたがしかし風が無い。またも機帆走です。

鳥取に向けて一路140度のコースです。風は無いがうねりは割と大きく時々2mを越えるのが来ます。

海流のせいか6ノットを越えていて順調な航海です。

航程の半ばを過ぎるとうねりも小さくなりました。見通しが悪いせいか周りを見渡しても船影は全くありません。

14時前鳥取砂丘らしい景色が見えてきました。

写りは良くありませんが、さらに接近してから写しました。

15:00 賀露港の海友館前に係留完了 ここのヨットマンの村山さんと吉村さんがお仕事の途中で来ていただき、

係留場所の確認をしてもらいました。港湾事務所への連絡も代行してもらえて助かりました。

後は徒歩15分のジャスコまで買出しです。公衆トイレも近くにあります。風呂まではちょっと距離があるようです。

今日は機帆走10Hで、やはり疲れました。

 

9月7日(土) 鳥取賀露

朝から北東の強風です。波浪注意報が出ているようです。早朝には雨がかなり強く降っていました。

いよいよ秋雨前線の時期のようです。

隠岐の航海日誌を作成してアップしようとしましたが、PHSの電波が弱く中止です。

雲行きは芳しくありませんが砂丘見物に行こうと用意していると、昨日お世話になった村山さんがお見えになり

車で砂丘まで送っていただきました。軽油40Lの買出しまでお手伝い頂き、頭が下がるばかりです。

こんなに砂丘が大きいとは知りませんでした。認識不足でした。

 

9月8日(日) 鳥取賀露

未だ海は荒れ気味なので出港を1日延期です。

昼頃福島県猪苗代湖のカタマラン「フィリア」が入港してきました。シルバー世代のご夫婦と息子さん2人で日本海を南下し

これから瀬戸内海に行かれるそうです。

ここ賀露に入港したヨットの世話をされている永美さんがみえて、車を貸していただきました。遠慮無く拝借し砂丘温泉で

3日ぶりの入浴です。日本海を浴槽から見渡せる眺めの良い風呂でしたが、ちょっと距離があるので自転車でも遠いでしょう。

風呂から帰るとアフロディーテの小川さん夫妻も入港されていました。

 

8月9日(月) 鳥取ー兵庫県柴山港 28マイル

一昨日の大雨のせいか港内に枯木などのゴミがいっぱい浮いています。隣の川から流れ込んだのでしょう。

6:00冷却水取り入れ口から吸い込まないかおそるおそるの出港です。フィリア、アフロディーテも出港して行きます。

港外に出ると風は弱いがうねり、波はあります。セールがばたばたと煽られるので、エンジンで押してみると少しマシなので

機帆走です。2時間もすると風が西に振れてきました。エンジンを切って久しぶりの真追手帆走になりました。

良い気分で帆走していると、50m位先の海面をカツオと思われる魚が何匹も海面上にジャンプしています。

引き釣りをしようかとも思いましたが、目的の港も近くなっているのであきらめです。

10:30柴山港に入港 山陰の港は第八管区海上保安本部のホームページに空撮写真が載っていますので、ご覧下さい。

旅館海幸の前の岸壁にアンカーを投入し槍付けで接岸しようとしたら、横風で流されあわててアンカーロープを引いたら

みごとにスクリューに絡んでしまいました。トホホ!

エンジンルームのシャフトを手で回し外そうとしましたが、ギアがニュートラルになりません。シャフトを手で回すのは

諦め潜るしかないようです。潜ってみると10回位巻いています。何とか外せました。

柴山のヨットマンの吉津さんに入港する連絡を境港と鳥取港から入れていたので、旅館海幸でシャワーを浴びさせてもらえました。

料金は受け取ってもらえません。このところ感謝のお辞儀の回数が増えたように思えます。

夕方吉津さんが見えて「酒も飲まないで良くヨットをやっているなー」と言いながら、フラッグ、Tシャツそれとカニを差し入れて

くれました。お陰で久しぶりに1人ですが豪華なカニずくしの夕食になりました。こちらからは何もお渡しする物を持ち合わせていません。

この港には見渡したところトイレとか食料品店とかは近くには無いようです。

今日は帆走2.5H,機帆走2.5Hでした。

 

9月10日(火) 柴山港ー京都府丹後半島の伊根港 44マイル

今日はちょっと距離があるので早出です。5:30離岸。正面からの弱い風です。またも機帆走。

津居山に入っていたアフロディーテと途中から併走する状態になりました。

経ケ岬には大きな定置網があるので、3マイル以上岸から離して航行すると聞いていましたがアフロディーテは

かなり岸寄りを航行しています。どうも定置網は無さそうです。しかし海光丸はその後も岸から2マイルくらい離して

伊根方向に向かいました。伊根湾の入り口にはやはり定置網がありましたが聞いていたほど大きくはありません。

13:00伊根港岸壁に横付けです。緑色の屋根の伊根町役場の前の岸壁です。トイレも目の前にあります。

この写真の右手方向に町役場があります。向こうに舟屋が見えます。

キザッペの航海日誌にも登場された、女性杜氏の向井久仁子さんとお母様が一緒に見えました。

境港の澤先生からメールでまもなく海光丸が入港すると連絡があったそうです。車で温泉まで案内して頂きました。

向井さんの向井酒造は江戸時代から続く醸造元で、町長を勤められているお父様が13代目だそうです。

酒を嗜まない若さんは、良いお客にはなりません。でも親切にしていただきました。

今日は機帆走7.5Hでした。

 

9月11日(水) 伊根港

少し疲れ気味なのと、天の橋立てにはヨットで行っても留める場所が無いそうなので、陸路バスで行くことにしました。

天の橋立の松林を歩いただけで、股覗きの場所までは行きません。片道約1時間で900円のバスの旅でした。

ここで山陰の旅は終わりです。

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