13.海光丸Uでの水深計取り付け方について    2009年4月記入

   もともと船体に水深計の無い海光丸Uでは、安上がりに釣り人用の水深計を買って取り付けました。その写真がこれです。

   黒い円柱部がセンサーで、黄色部にスイッチと表示窓があります。

   この水深計での測深方法ですが、舷側から水面に垂らして測定することになります。

   しかしそれでは航走しながら測深すると水流に煽られて正しく測深出来ない恐れがあります。

   そこで友人の知恵を借りてセンサー部を固定し、且つ簡単に取り外しが出来るようにしました。

   但し、測深する時の前提は帆走時ではなく、エンジンで微速度での機走時に限ることにしました。

   まずスタンションにクランプリングを2個取り付けました。このリングは首を振るようになっています。 

   次にこのリングに塩ビの筒を差し込みます。上側のリングのところで筒の上部が引っ掛かって止まる

   ようにしてあります。筒の下端がほぼ水面になるように筒の長さを決めました。

   今度はその筒の中に水深計のセンサー部を入れます。ケーブルの途中に引っ掛かりを取り付けて筒の

   先端部でセンサーが止まるようにしました。

   筒の先端からわずかにセンサー部が出ていて水中に入っていますので水深が測れることになります。

   

12.海光丸U用ハードドジャーの作成        2009年3月記入

  前の海光丸で航海した時大変役立ったのがドジャーでした。航海途中で急に雨天となった時

  舵はオートパイロットにまかせ、乗員はドジャーの中に入ればあまり濡れずに済みます。

  しかし、前の海光丸のようにステンレスパイプの骨組みに帆布で覆う方式では自作出来ません。

  そこでアクリル板で自作しました。アクリル板は海光丸と同じ横浜の平潟湾に係留してある

  ヨットから厚さ8mmのものを無償で貰い受けましたので、ラッキーでした。

  もらったアクリル板は透明でしたので、視界も充分確保できます。

  しかもその天板の上を太陽電池の設置場所にも出来ます。

  問題はコンパニオンウェイの上に組み立てることになりますが、上にはブームがあってあまり

  高くは出来ません。しかし低いとキャビンへの出入りの邪魔になります。

  その対策としてハードドジャーの天板、前面板、左右の側板を簡単に分解組み立てできる

  構造にして、雨が降ってきた時だけ取り付けることにしました。

  通常雨でない時は、太陽電池の乗った天板だけをコンパニオンウェイとマストの間に設置

  します。こうしておけば長期に船を離れる時にも太陽電池からバッテリに充電できます。

  しかしこのドジャーはアイデア倒れの失敗作でした。

  アクリルは以外に重いのです。ベニヤ板の1.5倍の重さがあります。

  従って大きくヒールしたり、波に強く叩かれた場合には作ったドグハウスへの保持機構では支え切れません。

  結局普段は前面板、側板を付けての状態で使うのは諦め、天板に太陽電池を乗せただけの状態で

  航海することにしました。もちろん補強は追加します。

  とても残念ですがドジャー無しでの航海となってしまいます。

  

11.海光丸は日本一周していなかった。  

   実は海光丸は日本を一周していなかったのです!

   日本一周を厳密に言うと、北方はロシアが占拠している択捉島の北側を通過しなければなりません。

   南方は小笠原の父島、母島の南にある硫黄島の更に南の沖の鳥島の南側を通過しなければなりません。

   沖の鳥島は北緯20度近辺にあります。ここまで行くとなりますと太平洋横断レベルの装備が必要です。

   西方は与那国島や尖閣諸島と台湾の間を通過しなければなりません。

   沖縄本島の南東には大東島もあります。

   更に北西方では竹島と韓国のウルルン島の間を通過しなければなりません。

   これらの全ての条件を満たして初めて厳密に日本を一周したことになります。

   日本一周をそこまで厳密に言わなくっても良いのではないでしょうか。

   そうだとすると、どの程度までを日本一周と言ってもいいのでしょうか?

   その場合明確な日本一周の定義は無いでしょう。

   だったら、海光丸は日本を一周した と言わせて下さい。 イケマセンカ?

   

10.海図について   2005年7月記入

   日本一周した時使用した海図は30枚ほどでした。その他にヨット・モーターボート参考図も10枚持っていました。

   その海図の多くは縮尺は20万分の一のものでした。

   2005年瀬戸内海を航行するにあたりW100Aと100Bを購入しましたが、その縮尺は25万分の一です。

   瀬戸内海でも広い海域を航行するにはこの海図で何とかなりますが、入り組んだ島々の間の瀬戸を通って

   楽しもうとすると、この海図では不十分です。最低12万5千分の一の海図を用意すべきでした。

   幸い海光丸では姫路のヨット「Kセラセラ」から海図を借りることができましたので、事なきを得ましたが。

   海図は高価なので躊躇しますが、安全には換えられません。

   

 

 

9.ウィンチの整備   2005年3月記入 

シートウィンチの分解掃除です。ウィンチメーカーはASAHIでモデル16です。ツースピードタイプです。

トップのOリングを外してドラムを取り外した写真です。ベアリングが中心軸の周りに並んでいました。


ベアリングを取り外した写真です。ベアリングは上方に持ち上げれば簡単に取れたのでシャフトをウェスできれいに拭取って
から写しました。


取り外した部品です。軽油で洗いました。


ここの歯車はウィンチ全体を取り外し、分解しないと完全なクリーニングは出来ません。

今回はそこまでする自信が無かったので歯車を回しながらウェスで汚れた油分をふき取りました。

最後にグリースを各部分に薄く塗りつけて、組み立てて終了です。

2基で3時間掛かりくたびれたのと、ハリヤードウィンチはあまり使わないので今回は省略です。

 

8.ウィスカポールを作ってみました  2004年12月記入

海光丸の過去の航海ではスピンネーカーを使いませんでした。スピンネ−カーは持っていますが使わなかったのです。

その理由は海光丸では友人が同乗することはありますが、原則として独りで航海することにしていました。

無理すれば独りでスピンを扱うことも出来ますが、トラブルが怖い。無理はしないのが私の操船法ですので使いませんでした。

たった一人で洋上でマストに登るなんてことはしたくありません。

そんな訳で航海中はスピンは使わなかったのですが、追手の時とにかく馬力が足りない。どうしてもエンジンに頼りたくなってしまいます。

非対称スピン、あるいはクルージングスピンも考えてみましたが、両方共真追手ではつぶれて役に立ちません。

非対称スピン、あるいはクルージングスピンはゼノアより大きいジブといったところと思った方が良いでしょう。

現在手持ちのスピンをリカットすると面積が小さくなってしまします。それでは意味がないし、新調するほど予算は無いし。

それからバウの前方にポールを出さなければなりません。しかもそのポールにはかなりな力が掛かるので、アルミではダメで

肉厚の鉄パイプで特注で作るとなるとその費用もばかになりません。

そこでこの度クルーザーでは邪道かもしれませんが、ディンギーで良く使われるウィスカポールを作ってみました。

材料は自宅にあった鯉のぼりのアルミポールです。超太、太、中太、細の各2mの4本で出来ています。延ばすと8mになるものです。

その内の2本を使って作ってみました。下の写真は細いポールを中太のポールの中に収納した状態で写しました。



ポールを伸ばしたところの写真です。長さ4mほどです。


先端の写真です。丸い木を埋め込んで長さ10cm弱のピンが刺してあります。使う時にはこのピンをジブのクルーホールに通します。



マスト側に取り付ける部分です。ステンのフックを取り付けました。このフックをマストのアイに引っ掛けます。


実際に観音開きにして走ってみました。もっともメインは揚げてありませんが。

ジブはゼノアですのでウィスカポールの長さが足りなくてジブを全部は開いていません。あと60cm長くすると丁度いいのですが、
取りあえずしばらくはこの4mの長さのもので試してみてからにしようと思っています。

このウィスカポールを実際に航海で使ってみた結果を こちらのページ に書いてあります。

 

 

7.オーニングカバー自作

  海光丸のオーニングカバーを自作してみました。

  布地はマリンショップでブルーのコーラル生地とオープンファスナー2mを買ってきて、家庭用のミシンで縫い合わせました。

  ただカバーだけでは能がないので、それをブームに掛けることによって停泊中の雨除け兼日除けとしても

  使えるように考えたつもりですが、うまく行くかどうかは使ってみないと判りません。

 

 

 これでコックピットのコンパニオンウェイを出たあたりの雨よけにはなることを期待しています。

 この制作で一番苦労したのは、30年前に買ったミシンの調子が悪くだましだまし使うのに労力の大半を

 使ったような気がしています。

 

6.冬場のヨットの保管について  2003年2月記入

  海光丸のホームポートの横浜は比較的に暖かく、冬でも他の季節と同じ状態で係留保管しています。

  もちろん冬場でも天気の状態が良ければ出港できますので、冬だからといって特別のことはしませんでした。

  しかし今年は海光丸を富山に預けてあります。しかも船台に載せて陸上保管です。

  今年の冬は近年の冬と違って降雪が多いようです。海光丸にはデッキを覆うオーニングカバーがありますが

  強風にあおられるので、取り外してあります。

  今年になって1月に1回、2月に1回デッキに30センチ以上の積雪がありました。

  30センチ以上の積雪となりますとかなりな重量だそうです。富山のヨットマンの話では積雪が多くなると

  その重量のために船台が壊れることがあるそうです。船台が丈夫だと船底が壊れるそうです。

  そのためデッキ上の除雪作業は欠かせないようです。極端な例では係留してあった船が積雪の重みで

  沈没したことがあったそうです。

  そんな訳で海光丸も除雪を現地の業者に頼みましたが、当然に出費を伴います。しかし自分で自宅から

  出向くより安上がりですので業者に依頼しました。

  もう1点。エンジンのマニュアルに、冷却水が凍結する恐れがある場合にはエンジンの水抜きコックを開けて

  冷却水を抜くように、となっています。海光丸のエンジンは海水直接冷却方式ですが、抜いてなかったので

  富山のヨットマンに頼んで1月にコックを開けてもらいました。

  雪国でのヨット保管の苦労を知ることになりました。

 

5.自転車について  2003年1月記入

  海光丸には折りたたみ自転車が積んであります。しかし2001年と2002年の航海中にはほとんど使いませんでした。

  その理由

  1.安物にとびついて買ったのでとにかく重い。車輪も20インチのものです。

    船が荒れた海でモミクチャになっても自転車が船内で暴れないように、フォクスルにしっかりと固定してあります。

    そのため逆にデッキまで運び出すのに苦労します。シングルでなく2、3人いればいいのでしょうが。

    さらに岸壁が高いと岸壁の上に持ち上げるのが重労働になります。この場合もクルーがいれば楽ですが。

  2.ヨット航海中はティラーを握ってずっと座ったままでいることが多い。

    したがって足が弱くなるのではと懸念される。入港して上陸したら運動不足解消のため出来るだけ歩くようにしています。

    片道1時間以内であれば出来るだけ歩きます。但し、夏の暑い時はつらいのでそんなに歩きませんが。

    軽油買出しなど重い荷物があるときは折りたたみカートを引っ張っていきます。

  そんな訳で自転車はほとんど使いませんでした。

  これからヨットに自転車を積む予定の方は、出来るだけ小さくて軽い物を買われることをお勧めします。

 

4.タイヤについて  2002年9月記入

  海光丸には車のタイヤを3本積んでいます。このタイヤの用途について

  1.岸壁に接舷したときフェンダーとして使う。

    タイヤをフェンダーとして使うと船腹が黒く汚れますが、海光丸ではマットフェンダーを付け、その外側にタイヤを

    たらしますのでマットフェンダーは汚れますが、船腹は黒くなりません。タイヤは重いので競り上がってこないのが良いが

    他のヨットに横抱きする時は汚してしまうので使えません。マットフェンダーは普段はライフラインに縛り付けてあります。

  2.岸壁が高い時梯子の代用品になる。

    海光丸には鉄製の梯子を積んでいますが、それでも岸壁が高くて足りない時にはタイヤをさらに吊り下げます。

    昇り降りに神経を使いますが、役に立ちます。

  3.ロープの緩衝材として

    係留索の中間に入れると、ロープが強く引っ張られた時タイヤが緩衝材の役を果たします。

  4.使ったことはありませんが

    未だ1度も使っていませんが、タイヤはシーアンカーとして使えるそうです。

 

3.航海費用について  2002年6月記入

  沖縄の島巡りをしてからハウステンボスに入港するまで約2ヶ月かかりました。この間に要した費用を開示します。

  4月   生活費    40,000円          5月    41,000円
  航海費    16,000円    21,000円
航海用品購入    18,000円         0円
  交際費     5,800円     5,000円
 観光費用     3,000円     4,000円
携帯電話料金    28,000円   約30,000円
  その他    15,000円     8,200円
 帰省交通費         0円    37,000円
   合計   125,000円   146,200円

航海費は軽油代金や係留費用などです。5月の航海費にはハウステンボスの係留料は入っていません。

4月の航海用品はフェンダーやロープなどです。交際費はその多くが謝礼用の酒類です。

5月の携帯電話料金は未だ請求書が来ていませんので概算です。主にインターネットでの気象情報収集、泊地情報収集

電子メールなどで、携帯電話料金が大きな負担になっています。

4月のその他はラジカセやCDを買い、家内に沖縄のシャツを買って送ったりした費用です。

5月のその他は帰宅にあたっての土産などです。

帰省交通費には今度ハウステンボス戻る飛行機代も前払いで入っています。

 

2.第3レグまでの海域天気予報について(2001年12月記入)

  この航海では民間の天気予報会社の会員になって、毎朝5時に航海する海域の天気予報を携帯電話と

  パソコンで取ってから出航するか、日和待ちにするかを決めていました。

  出航した日には次の港に入港してからその日の予報が当たっていたか、外れたのかを記録してあります。

  当たり外れの基準はあくまで若さんの個人的な感覚で決めています。記録が残っていない日も何日か

  あるます。残っていた記録を集計した結果は以下の通りです。

  記録のあった日数          28日

  予報が当たっていた日        22日         78% 

  予報の外れた日            5日         12%

  当たったとも外れはとも言えない日 1日          1%以下

  当たり外れは主に風向と風速とで判断しました。場所は出航した港と入港した港の中間海域です。

  時間帯は例外もありますが主に9時から3時の間です。

  上記の外れた予報も大外れはありませんでした。

  結論     予報会社の天気予報は上記の結果からしても、大外れが無かったことでもあり

           日本の沿岸をヨットで航行するのには十分使えると判断出来ました。

           今後の航海にも役立てる予定です。

  第3レグまでは当日朝5時の予報を使っていましたが、第4レグからは前日夕方5時の予報を元に

  当たり、外れの記録をしていってみようと思います。

 

1.第3レグまでを終えての反省 (2001年12月記入)

  8月8日横浜出航以来約100日掛けて46の港に寄港し、とにかく無事沖縄に到着出来ました。

  しかしこの航海を振り返ってみると反省すべき事がいくつかあります。

  その中で特にここで取り上げたいのは 「機帆走が多く、帆走が少ない」 ことです。

  データで見ると航海した46日で機帆走は216時間、帆走は47時間しかありません。

  前の若さんはエンジンで走るのが嫌いで、よほどの凪でない限りエンジンスイッチを切っていました。

  しかし前記データでは80%以上機帆走です。これでは海光丸はヨットではないことになってしまいます。

  言い訳はあります。

    航海をしていると、次の港に入港し係留を完了すると本当に ホッとします

    前の港を出港し次の港に入港するまでの間、早く次の港に到着したい という焦燥感にかられます。 

    風で帆走っていると次の港への入港時間を確定できません。しかしエンジンですとほぼ確定できます。

    とにかく経験していない初めての海域を航海し、初めて入港する港に入る訳ですからできるだけ時間に

    余裕をもって入港したいという願望は理解してもらえると思います。

    これは未だ無寄港航海をしたことがないことにもあります。今回は初めての長距離航海ですが沿岸を

    港伝いに移動する方法を取っていますので、こんな言い訳も出て来るのです。

  とにかく第4レグからはもっと帆走時間を多くしたいと反省しています。

 

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